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「腸もみ」でぽっこりお腹を改善!

自律神経が腸をコントロール

慢性の便秘や下痢等、腸内環境に悩んでいる方がとても多い現代社会。
腸は自律神経と密接な関係にあり、この関係が続くと不調に繋がります。

当たり前のようにしている呼吸、血液循環も自律神経によって司令されています。
自律神経が乱れると、腸の動きが乱れる原因となります。
活発なときに動く交感神経と、気持ちが落ち着いているときに動く副交感神経の2つがあります。
この2つがバランス良く動くのが理想です。

しかしながらストレスが多い現代人は、交感神経が動きすぎてしまいます。
さらに加齢から、副交感神経の動きが衰えます。
よってストレスや不規則な生活、加齢は腸にも大きな影響を与えます。

副交感神経の働きを良い方向へ促し、腸内環境を整える事が必須です。
その効果に最適なのが腸もみです。
皮膚の上から腸を押したり揉んだりすることで、刺激を与えて副交感神経の機能を良くしていきます。

効果的にマッサージをしよう

やり方は、まずはもみほぐしの前に呼吸を整えます。
ゆっくり呼吸をして、気持ちを落ち着かせます。
副交感神経の機能を良くする基本が呼吸です。

腸もみする箇所は四箇所あります。
いずれも腸がカーブをしている箇所になり、便が滞りやすい場所です。
触ってみて硬いと。そこに便が滞留している可能性が高いです。

右側の腰骨周辺に最初のカーブがあります。
普段からその部分が痛かったり張っている場合は、そもそもの腸全体の不調が考えられます。
力任せに揉むのではなく、さすったりゆっくりもみほぐしたりし、血行を良くするような感じで意識してマッサージしていきましょう。

次は右側の肋骨の下あたりです。
こちらもいつも痛い、硬いといった場合は腸が弱っています。
掴んだり、話したりしつつ刺激をあたえて動きを良くしましょう。

3箇所目は左側肋骨の下あたりです。
このあたりが押すと痛い、硬い、張っている感覚がある場合は、この部分に便が溜まっている可能性があります。
便秘の場合は、この部分を揉んだり、上から下へさすることによって、便意を呼べます。
左腹部は、縦に腸が通っていますので、それを意識しながら上から下へとマッサージしていきましょう。

最後はおへそから恥骨までの下腹部近辺です。
最後のカーブがあり、便がこの部分に蓄積されて便秘になる人がとても多いです。
強い圧痛を感じたり、ガスがたまっている場合は、この部分が原因でしょう。
ゆっくりと複式呼吸をしながら、左側下腹部、恥骨部分を押したりさすったりして刺激をあたえましょう。

また、この4箇所を順番にマッサージしていくのもおすすめです。
腸の形、流れを意識しながら、順に押したり揉んだり、マッサージしていきましょう。